運動後の筋肉痛 (DOMS)

DOMS(遅発性筋肉痛)は、運動後に発生する筋肉痛の一種で、多くの人が経験したことがある症状です。通常は運動後6〜12時間ほどで発症し、約7日以内に徐々に軽減します。DOMSは、運動初心者やトレーニング強度を最近上げた方によくみられます。使っていなかった新しい筋肉群を動員した際にもよく発生します。また、この状態は特に筋肉の伸張性収縮(エキセントリック運動)や、急激で強い動作を含む活動からも生じやすいです。
DOMSの症状は、筋肉痛に加えてこわばりや張り感を伴い、患部を押すと圧痛が生じることで認識できます。一時的な筋力低下がみられる場合もありますが、徐々に回復していきます。軽度の腫れが生じることもあります。DOMS自体は危険なものではなく、筋肉の発達過程において正常な現象とされています。正確な原因はまだ明らかになっていませんが、一部の理論では、ミクロレベルの筋線維損傷や、影響を受けた筋肉内で起こる安全なレベルの軽い炎症が関与していると考えられています。
したがって、筋肉痛が実際にDOMSによるものであれば、特別な治療は必要ありません。症状は自然に徐々に改善していきます。痛みが強い、もしくは不快感が大きい場合は、パラセタモールなどの市販薬や筋弛緩剤の使用、さらに患部の筋肉を2〜3日間安静にすることが有効です。しかし、運動直後に痛みが発生した場合は、DOMSではなくケガ(外傷)による可能性がありますので、その際は適切な診断と治療のために医師の診察を受けることをお勧めします。
DOMSの治療には、薬剤の使用、高気圧酸素治療(HBOT)、電気刺激や冷却パックなどの理学療法的手法が含まれますが、多くの場合、特別な治療を行わなくても数日で自然に症状は消失します。
DOMSの予防は比較的簡単で、運動前後のストレッチ、適切なウォーミングアップ、運動強度を徐々に上げ下げすること、定期的な筋力トレーニングで筋肉のコンディショニングを行うことが含まれます。
執筆者 : Dr. Pyong
出典 : Pyong Rehabilitation Group
**翻訳・編集:ArokaGOコンテンツチーム
Pyong Rehabilitation Group
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