
成都—第2回一帯一路科学技術交流会議が、中国南西部の四川省成都市で6月11日から12日にかけて開催され、6月12日木曜日の午後には精密医療とデジタルヘルスのイノベーションに関するラウンドテーブルが行われました。このセッション中、中国とタイの企業が共同で「健康のシルクロード」を設立し、精密医療の分野での協力を深めるための協定に署名しました。
成都― 6月11日から12日にかけて中国南西部・四川省成都市で開催された第2回「一帯一路」科学技術交流会議には、6月12日(木)の午後、精密医療とデジタルヘルスイノベーションに関する円卓会議が含まれていました。このセッションで、中国とタイの企業は「健康シルクロード」の設立と、精密医療分野での協力を深めるための合意書に署名しました。
バンコク・ゲノミクス・イノベーションパブリックカンパニーリミテッドの最高経営責任者であるチョウ・スジエ氏は、タイも中国と同様に高齢化社会の課題に直面しており、精密医療の需要が高いと述べました。中国とタイのバイオ医薬品合弁事業として、同社はここ数年、中国からタイへ非侵襲的な出生前リスクスクリーニング技術などのいくつかの精密医療技術を導入しています。
同時に、同社は13のタイの大学および研究機関と協力して、サラセミアの検出、早期がんスクリーニング、腸内微生物の研究を含む様々な分野で科学研究を行っています。重要な協力として、ブラパ大学、マヒドン大学、チュラロンコン大学との結腸直腸がんスクリーニング、およびタイ保健省とマヒドン大学とのサラセミア診断が含まれます。
さらに、同社は華敬デジタル医療技術(成都)有限公司とデジタルヘルス技術の研究開発で協力し、海外プラットフォームを構築し、市場の存在感を拡大し、中国の医療および技術革新の成功をタイでさらに促進するための合意書に署名しました。
タイの高等教育・科学・研究・イノベーション大臣のスパマス・イサラバークディ氏は、「デジタルシルクロード」を築くことが、参加国間での5G、大データ、人工知能(AI)などの最先端技術の採用を促進し、グローバルサウス諸国がグローバル技術開発に携わる機会を増やすことができると指摘しました。

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