このような下痢や倦怠感は、「ノロウイルス」かもしれませんか?

こんな経験はありませんか?突然の腹痛、水様性下痢、吐き気、嘔吐でぐったりしてしまう。これらの症状は「ノロウイルス」のサインかもしれません。ノロウイルスは感染力が高く、急性胃腸炎を引き起こすウイルスです。この疾患はどの年齢層にも発症しますが、特に乳幼児や免疫力が低下している高齢者は一般の方よりもかかりやすい傾向にあります。
ノロウイルスとは?
ノロウイルスは一般的なウイルスであり、消化管感染症または急性胃腸炎の主な原因です。人が集まる学校や保育園、職場などで特に広がりやすく、急速に感染が拡大します。
ノロウイルスは以下の経路で簡単に感染します。
๐ 汚染された飲食物を摂取すること
๐ ウイルスが付着した物の表面を触り、その手で口に触れること
重要なのは、ノロウイルスは適切に消毒されなければ、清潔な環境下でも長時間生存できる点です。
ノロウイルス感染を疑う症状
ノロウイルスの症状は、感染後おおよそ12~48時間以内に急速に現れます。主な症状は以下の通りです。
๐ 急性の水様性下痢(複数回の軟便)
๐ 吐き気と嘔吐(一部の方は重度の嘔吐あり)
๐ 倦怠感・脱力感(中には全身の力が抜けるように感じる場合もある)
๐ 微熱、または発熱が見られない場合もある
どの年齢層がリスクが高いか?
乳幼児や高齢者はノロウイルス感染のリスクが特に高いとされています。乳幼児は免疫機能が未発達であり、おもちゃを口に入れる、他の子と物を共有するなどの行動が感染の機会を増やします。高齢者は加齢により免疫力が低下しているため、ウイルスへの抵抗力が弱くなります。この年齢層で慢性疾患(糖尿病や腎疾患など)を持っている場合、回復が遅れやすく、ノロウイルス感染による脱水といった合併症のリスクも高くなります。
ノロウイルス感染時のケア方法
現時点でノロウイルスに対する特効薬はありません。治療の基本は対症療法(サポーティブケア)で、患者ができるだけ早く回復できるようサポートします。
๐ 経口補水液(ORS)や電解質飲料の摂取 下痢等による体液および電解質の損失を補う
๐ 消化の良い食事の摂取 (おかゆ・雑炊・スープなど)吐き気を誘発しないもの
๐ 十分な休養 身体の免疫力を高めウイルスと闘う
๐ 重症の場合は早めに医師へ相談 飲水できないほどの繰り返す嘔吐や、口の渇き・尿量減少など脱水のサインが見られる場合
ノロウイルス予防はシンプルな習慣から
๐ こまめな手洗い 特に食事前やトイレの後は、水と石鹸で丁寧に手を洗う
๐ よく触れる場所の消毒 ドアノブ、テレビのリモコン、子供のおもちゃなどは効果的な消毒剤で拭き取る
๐ 生もの・加熱不十分な食品は避ける (生鮮の魚介類、発酵食品、不十分に加熱した食品等)
お子様、ご両親、ご高齢のご家族など、当院の医療チームは適切な診断と治療で、親身にご相談をお受けします。ノロウイルスに関する気になる症状がある場合、リスクを放置せず、お早めに検査や専門医へのご相談をご利用ください。パヤタイ・ナワミン病院で検査・ご相談が可能です。
出典: パヤタイ・ナワミン病院
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